立憲民主党の代表選挙は、野田元総理大臣が、29日立候補を表明します。枝野前代表と泉代表の3人に加え、衆議院当選1回の吉田晴美氏らも立候補に意欲を示していて、推薦人の確保に向けた働きかけを強めています。

立憲民主党の代表選挙は、野田元総理大臣が、党内からの要請を受けて、29日立候補を表明します。

野田氏は28日「総理大臣経験者なので『負けて残念でした』という話ではない」と述べ、政治生命をかけて臨む考えを強調しました。

来週、正式に記者会見し、政策や党運営の方針などを説明することにしています。

すでに立候補を表明した枝野前代表は、いち早く支持の獲得に向けた活動を始めていて、29日は子どもの貧困対策に取り組む団体を視察し、みずからが掲げる「人間中心の経済」をアピールする考えです。

再選を目指す泉代表は「党改革は道半ばで、もっと政権を担える党にしなければならない」と強調し立候補に必要な推薦人の確保に全力をあげています。

一方、党内では、多様な人材をアピールするため、3人以外の立候補に期待する声も出ています。

立候補したいという意向を示している衆議院当選1回の吉田晴美氏は推薦人の確保について「これから広げたいし、広がってきている」と述べました。

また、江田・元代表代行も、みずからが率いる議員グループの研修会を開き、協力を呼びかけました。

いずれも20人の推薦人確保にこぎ着けるかが焦点となります。