▽中国、中東緊迫化で自制呼びかけ イスラエルと外相電話会談<ロイター日本語版>中国、中東緊迫化で自制呼びかけ イスラエルと外相電話会談

[北京 14日 ロイター] – 中国の王毅外相は14日、イスラエルのカッツ外相と電話会談を行い、イスラエルとイランの緊張関係に関わる全ての当事者に対し自制を呼びかけた。

中国外務省の声明によると、王外相は国連レバノン暫定軍(UNIFIL)要員の安全確保のほか、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求めた。

これに対しカッツ外相は、イランがイスラム組織ハマスやレバノンに本拠を置く武装組織ヒズボラなどの代理組織を通して直接的な脅威をもたらしていると指摘した上で、イランが中東の安定を損なう主要な要因になっているとの見解を中国側に明確に伝えたと述べた。

その上で、現在も約2万人の中国人労働者がイスラエルで働き続けていることに触れ、中国が「戦争を巡り均衡の取れた公平な立場を表明するよう期待している」と語った。