暗号資産(仮想通貨)ビットコインが11月21日に10万ドルの大台に迫った。トランプ次期米政権が暗号資産に友好的な規制環境を整備するとの期待が高まっている。2023年10月撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[シンガポール/ロンドン/ニューヨーク 21日 ロイター] – 暗号資産(仮想通貨)ビットコインが21日に10万ドルの大台に迫った。トランプ次期米政権が暗号資産に友好的な規制環境を整備するとの期待が高まっている。
ビットコインは一時9万9073ドルに達した後、米国時間午後遅くには9万8000─9万9000ドルで取引された。今年に入ってから2倍以上に値上がりしており、米国の選挙以来の2週間では約40%上昇している。
ビットコインは誕生から16年以上が経ち、現物に連動する上場投資信託(ETF)が今年1月に米国で承認されるなど、メインストリームに受け入れられつつあるようだ。
暗号資産取引所KuCoinのマネジングディレクター、アリシア・カオ氏は「ビットコインをこれまでに買った人は現時点で利益が出ている。しかし、ビットコインを買うのに大きな障害があり、世界の金融・政府勢力がビットコインをつぶそうと躍起になっていた初期にビットコインを買った人たちが本当の勝者だ」と述べた。