「ポケットモンスター」シリーズ新作スマートフォン向けアプリゲームは、投入初期の売上高が「ポケモンGO」の同時期を70%余り上回っている。ただ任天堂が売り上げ低迷を反転できるほどの大ヒットにはならない可能性がある。

  分析会社アップトピアによると、「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」はリリースから25日間に3800万回以上ダウンロードされ、売上高は約1億100万ドル(約156億円)。これに対し、2016年にデビューした「ポケモンGO」は同期間に約5900万ドルだった。

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  ただ新作ゲームが、ポケモンGOの長期的な成功に見合う成果を収めるのは難しい見通し。任天堂と共同開発した米ナイアンティックが初めて手掛けた分野と言えるポケモンGOは、拡張現実(AR)のキャラクター探しをゲーマーのソーシャル体験に変えることで人気を博した。

  ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・パクター氏は電子メールで、「年約10億ドルを生み出すポケモンGOほどの規模になる可能性は低い」とした上で、「任天堂は利益の32%を得るが、利益は年2億5000万ドル以下になりそうだ」と指摘した。

  任天堂の広報担当者にコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。

原題:Nintendo’s New Pokémon Game Has Stronger Debut Than ‘Pokémon Go’(抜粋)