Arno Schuetze
- ソラリスは1億-1.5億ユーロ調達目指す-黒字化までの資金確保へ
- 数日中に長期的資金調達ソリューションに関する合意まとめる方針
SBIホールディングスは、ドイツのフィンテック企業ソラリスによる現在の資金調達ラウンドで最大の貢献をした後に、同社の過半数株主となる見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によると、ソラリスは約2年後の黒字化達成が見込まれるまでの資金確保に向け、投資家から1億ユーロ(約157億円)から1億5000万ユーロの調達を目指している。SBIは3月に9600万ユーロの資金調達ラウンドを主導した。
ソラリスとSBIの担当者はコメントを控えた。
ソラリスは2日、長期的かつ持続可能な資金調達ソリューションに関する合意を投資家との間で数日中に取りまとめる方針を示していた。ソラリスはドイツ連邦金融監督庁(BaFin)との論争や買収の評価減などで収支均衡の達成に苦戦している。
ソラリスのウェブサイトによると、同社の支援者にはビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)やABNアムロ銀行、ビザのほか、ベンチャーキャピタル(VC)企業などが名を連ねている。
原題:Japan’s SBI Set to Become Majority Owner of Fintech Solaris(抜粋)