Maria Clara Cobo、Jarrell Dillard
- 4週移動平均は21万8250件に増加、季節調整前では3.5万件近く減少
- 週間データは祝日前後に変動大きくなる傾向、直近までは比較的安定
米新規失業保険申請件数は感謝祭の祝日を含む11月30日終了週に、1カ月ぶりの高水準となった。
キーポイント |
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新規失業保険申請件数(11月30日終了週)は前週比9000件増の22万4000件 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は21万5000件 ・前週は21万5000件(速報値21万3000件)に修正 ・失業保険の継続受給者数(11月23日終了週)は187万1000人に減少 ・エコノミスト予想の中央値は190万4000人 ・前週は189万6000人(速報値190万7000人)に修正 |
より変動の少ない新規失業保険申請の4週移動平均は21万8250件に小幅増加した。
週間データは祝日前後に変動が大きくなる傾向がある。直近の増加までは、新規失業保険申請件数は比較的安定していた。季節調整前ベースでは3万5000件近く減少。カリフォルニア州とテキサス州での減少が特に目立った。
再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国に拠点を置く企業が11月に発表した人員削減数は、前年同月比27%増の約5万8000人。この中には、テクノロジー産業で続いている人員削減や、自動車産業での4月以来最大の解雇計画が含まれる。
チャレンジャーのデータでは、今年に入ってからの人員削減計画は前年の同時期に比べて5.2%増にとどまっている。カーギルやゼネラル・モーターズ(GM)、タイソン・フーズなど、多くの有名企業が人員削減を発表している。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Jobless Claims Rise to One-Month High in Thanksgiving Week(抜粋)