▽ガザ停戦、近く合意可能か ハマス交渉姿勢に変化=米大統領補佐官<ロイター日本語版>2024年12月13日午前 6:48 GMT+9
[テルアビブ 12日 ロイター] – 中東を歴訪中の米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日、パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る合意が近く得られる可能性があるとの見方を示した。
サリバン氏は訪問先のエルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談。会談後、「実現しない可能性もあるが、双方に政治的意志があれば合意は可能だと信じている」と述べた。
また、ネタニヤフ首相は来年1月20日にトランプ次期米大統領が就任するまで合意の受け入れを待っているとの見方を否定。テルアビブで行った記者会見で「ネタニヤフ氏は合意する準備ができているという印象を受けた」とし、「今月中に合意できる態勢を整えることを目指している」と語った。
このほか、イスラム組織ハマスの交渉姿勢にも変化が見られていると指摘。こうした変化は、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルとの間で停戦合意が成立したことが影響している可能性があるとの見方を示した。
サリバン氏はこの後、米国と共に和平交渉を仲介しているカタールとエジプトを訪問する。