・所得税の控除額をめぐる自民、公明、国民民主の3等協議が決裂した。国民民主が自民党の対応に「やる気がるのか」と怒りを表明し会合の席を離れたという。自民党・宮沢税調会長の数字遊びに近いちちびちび回答は、3党幹事長が合意した「178万円を目指して」という協議の基本方針に明らかに違反している。政府・与党は20日に来年度の税制改正大綱の閣議決定を目指している。この日程を守る気があれば今日明日にも大幅な修正解答をせざるを得ないだろう。森山幹事長が再度決断するのか、石破総理は何もしないのか、不甲斐ない自民党の混迷が続く。

・日産とホンダが経営統合を目指していると日経新聞が報じた。EVに完全自動運転自動車と巨大な開発投資が続く自動車業界。ドイツでは大手のVWが経営危機に陥っている。世界経済を牽引してきた自動車業界に暗雲が漂い始めた。日産とホンダの経営統合には三菱自動車も加わると言う。日本の自動車業界がこれっが実現すればトヨタと日産・ホンダの2グループ体制に集約される。

・ロシア軍の核・生物・化学兵器部隊の司令官が暗殺された。メディアはウクライナ軍の関与を示唆している。ブルームバーグによると「ウクライナ保安庁(SBU)は前日、ウクライナ軍に対し同国東部と南部で禁止された化学兵器の『大規模な使用』を命じたとしてキリロフ氏を非難していた」とある。事実なら由々しきことだ。戦争犯罪人のプーチンに新たな罪状が加わる。