[19日 ロイター] – 米商務省は最近、エヌビディア(NVDA.O), opens new tabの製品が過去1年間にどのように中国に渡ったかを調査するよう同社に要請した。ネットメディア「ジ・インフォメーション」が同省の関係者の話として19日に報じた。
エヌビディアはスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI.O), opens new tabやデル・テクノロジーズ(DELL.N), opens new tabなどに対し、東南アジアの顧客の抜き打ち検査を行うよう要請したという。エヌビディアの人工知能(AI)向け半導体は両社のサーバー製品に組み込まれている。
ジ・インフォメーションによると、一部の顧客は、スーパー・マイクロから購入したエヌビディアの半導体を搭載したサーバーのシリアル番号を複製し、アクセス可能な他のサーバーに取り付けていたという。
エヌビディアの半導体の違法取引に関与している5人の人物はスーパー・マイクロの調査では現時点では見つかっていないという。
エヌビディアは「顧客とパートナーに対し全ての輸出規制を厳守するよう要求する」としている。
デルはディストリビューターとリセラーに対し、適用される全ての規制に従うよう求めているという。さらに、パートナーがこれらの義務を怠った場合にはパートナー関係の解消など適切な措置を講じるとした。
スーパー・マイクロは、サードパーティによる当社製品の不正輸出または再輸出に対して調査を行い、措置を講じると述べた。
商務省はコメント要請に応じていない。