プーチン氏、シリア介入の失敗を否定 現状は「イスラエルが受益」

[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は19日、2015年に始まったロシアによるシリアへの軍事介入が失敗だったとの見方を改めて否定した。

プーチン大統領は年次記者会見で、アサド政権の失脚を受けたロシアへの影響については重視していないほか、シリアへの軍事介入はシリアが「テロリストの拠点」となるのを防ぐのに寄与したと言及。ただ現在の状況は主にイスラエルを利していると述べた。

またプーチン氏は、シリア国内のロシア空軍基地と海軍基地を維持するようシリア暫定政権に提案したと言明した。

12月初めにロシアに亡命したアサド前大統領については、「今後会う予定だ」と述べた。