By Ju-min Park, Joyce Lee
[ソウル 17日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領の弁護士は17日、尹氏が捜査当局による同日の聴取に応じないと明らかにした。
拘束期限が迫る中、専門家は当局が同日中に最大20日間の拘束が可能な逮捕状を裁判所に請求するとみている。
ソウル中央地裁は16日夜、拘束の適法性に異議を唱えた尹氏の弁護団による申し立てを棄却し、拘束は適法との判断を示した。
捜査を主導する高官犯罪捜査庁(高捜庁)は尹氏に17日の聴取を求めたが、弁護士は大統領が応じないと説明。「(尹氏は)基本的な立場を(拘束)初日に十分に表明しており、われわれは質疑応答のようなやりとりに応じる理由も必要性もないと考えている」と述べた。
尹氏は16日も聴取を拒否していた。
当局は拘束から48時間以内に聴取を行い、その後は釈放するか、最大20日間の拘束が可能な逮捕状を取らなければならない。
聯合ニュースが高捜庁の情報として伝えたところによると、裁判所が拘束の適否審査に要した期間は48時間に算入されないため、拘束期限は17日夕方に切れる見通し。