[ワシントン 4日 ロイター] – トランプ米大統領は4日、米中間の貿易戦争が激化する中、中国の習近平国家主席との会談を急いでいないと述べた。
中国が米国からの輸入品に報復関税を課す決定をしたことについて問われると、「それは問題ない」と答えた。
中国は4日、米国の対中国追加関税への対抗措置として、米国からの輸入品に2月10日から最大15%の追加関税を課すと発表した。 もっと見る
![中国主席との会談急がず、報復関税は「問題ない」=トランプ氏](https://www.reuters.com/resizer/v2/GBGTFWFLSRJABA7CY6L5252MGE.jpg?auth=b41f092e8b0254fdd1e7834ffa158a4caaf728336d0effbb6142bbc0d05beeaa&width=3419&quality=80)
トランプ氏は、中国と一緒に高関税を発表したカナダやメキシコについては、発動前の3日にそれぞれ首脳協議で合意に達した。そのため、米中間の協議がどのように進展するかに注目が集まっている。
ホワイトハウスのレビット報道官は記者団に対し、トランプ氏と習氏の電話会談はまだ調整が必要だと述べた。
レビット氏はこれに先立ちフォックス・ビジネス・ネットワークとのインタビューで「習主席はこの件で協議するためトランプ大統領とコンタクトを取り、交渉を始めるかもしれない」と語った。
ワシントンの中国大使館のリウ・ペンギュ報道官は、米国が中国と協力し、安定的で健全かつ持続可能な関係を構築することを中国は望んでいると述べた。