ことし夏の参議院選挙をめぐり、立憲民主党の野田代表と連合の芳野会長が会談し、連合が支援する立憲民主党と国民民主党の間で、4月までに、定員が1人の1人区で候補者の一本化に向けた調整参議院選挙を進めていく方針を確認しました。

会談は27日午前、立憲民主党の党本部で、両者の幹部も交えて行われました。

この中で連合の芳野会長は、ことし夏の参議院選挙をめぐり、1人区の中には連合が支援する立憲民主党と国民民主党の双方が候補者の擁立を決めている選挙区があるとして、対応を見直す必要があるという認識を示しました。

そして両氏は、自民・公明両党を改選議席の過半数割れに追い込むため、立憲民主党と国民民主党の間で、4月までに、1人区で候補者の一本化に向けた調整を進めていく方針を確認しました。

連合はこうした方針を国民民主党にも伝えることにしています。

会談のあと野田代表は記者団に対し「1人区については候補者を一本化し、複数区は『ウィンウィン』の関係になるようにやっていきたい」と述べました。

また芳野会長は「立憲民主党、国民民主党と連合で政策合意をするという方針も確認しているので、その作業も早急に進めていきたい」と述べました。