イスラエル、交渉団をエジプトに派遣 ガザ停戦「第1段階」延長に向け

[エルサレム/テルアビブ/ガザ 27日 ロイター] – イスラエルは27日、パレスチナ地区ガザにおけるイスラム組織ハマスとの第1段階の停戦合意を延長するため、交渉団をエジプトに派遣すると明らかにした。第1段階の停戦期限を3月1日に控える中、さらなる人質の解放を確実にし、ガザの将来を巡る最終合意を遅らせる狙いがあるとみられる。

イスラエルのサール外相は記者団に対し、交渉団のエジプト訪問は、停戦延長の交渉に向けた共通の基盤があるかどうかを確認するためとした上で、「われわれは、より多くの人質を解放する見返りとして、枠組みを延長する用意があることを示した」と述べた。

イスラエル政府当局者2人がロイターに語ったところによると、イスラエルは第1段階の延長を求めており、延長期間中にハマスは週に3人の人質を解放し、イスラエルは拘束中のパレスチナ人を釈放する内容という。

イスラエル首相府は27日未明、ハマスから人質4人の遺体が返還されたと発表した。ハマスはその後、第2段階の協議を開始する用意があり、残りの人質が解放される唯一の方法は停戦へのコミットメントと言明した。 もっと見る

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▽ハマスが人質4遺体返還、イスラエルも釈放 停戦第1段階近く期限<ロイター日本語版>2025年2月27日午後 12:40 GMT+9