Alex Wickham、Josh Wingrove
- 貿易協定締結なら英国への関税賦課は「不要になる」
- スターマー英首相とホワイトハウスで共同記者会見
トランプ米大統領は27日、スターマー英首相とホワイトハウスで会談後、両国が長期間滞ってきた貿易協定の交渉を再開したと述べた。
トランプ氏は会談後の共同記者会見で、「われわれはいずれにせよ素晴らしい貿易協定を締結することになるだろう」と述べるとともに、「両国にとってとても良い貿易協定になるだろう」と指摘。「非常に近いうちに合意に達する可能性もある」と話した。
トランプ氏はさらに記者団の質問に対し、スターマー氏が会談で英国に関税を賦課することのないよう、自分の説得に努めたと明らかにした上で、貿易協定を締結すれば、英国に対する関税は「不要になるだろう」とも語った。
英国は欧州連合(EU)離脱を決めた2016年の国民投票以降、米国との貿易協定締結を希望し、以前の保守党政権はトランプ氏の政権1期目に米側と複数回の協議を行った。
その後、2021年に誕生したバイデン前政権は自由貿易協定交渉全般から姿勢を後退させ、英国との交渉は中断されていた。
原題:Trump Backs US-UK Trade Talks After Meeting With Starmer in DC、Trump Says Tariffs on UK Unnecessary If Trade Deal Reached(抜粋)