▽米下院共和党議員、税控除上限巡り「進展」-ベッセント氏と会合後

トランプ米大統領が推進する大型税制・歳出法案を巡り、高税率州選出の下院共和党議員は25日、ベッセント財務長官との会合を受けて州・地方税(SALT)控除上限に関して徐々に合意に近づいていることを示唆した。

  キム議員(カリフォルニア州)とガルバリーノ議員(ニューヨーク州)は共に、ベッセント氏との会合で進展があったと説明。ただ協議の詳細については明かさなかった。

  キム議員は会合後、「皆が支持できる良い内容になるよう精力的に取り組んでいる」と語った。

  下院で先月に僅差で可決された法案では、SALT上限を4万ドル(約580万円)に設定。2025年に年収50万ドル超の納税者について控除額を段階的に減らす一方、所得制限は年1%ずつ引き上げる内容が盛り込まれている。

  一方で上院案では、控除上限は現行の1万ドルのままとなっている。共和党指導部は、今週末の可決を目指している。

米上院共和党、税控除上限巡り下院に歩み寄りも-4万ドル容認の方向
米上院共和党、SALT控除上限3万ドルを検討-下院法案との折衷案

原題:SALT ‘Progress’ Cited by Key Republicans After Bessent Meeting(抜粋)