
立憲民主党の泉健太前代表は21日、X(旧ツイッター)で、参院選での参政党や国民民主党などの躍進を念頭に、立民について「現役世代の支持で明らかに後塵(こうじん)を拝しました。最大野党が存在感を出せず、現役世代においては『立憲スルー』状態だった」と振り返った。
改選22議席の立民は、選挙区15議席、比例代表7議席の計22議席と横ばいの結果にとどまった。
この結果に対して、泉氏は「痛恨の極み」と書き込み、「自民党衰退の流れからすれば、議席増の絶好のチャンスでした。しかし私たちはこれを生かせず、有為な現職、候補者を当選させられなかった」と悔やんだ。
党全体に問題意識の共有を訴え、「目指す社会像、未来像、を国民に説明し、対話を通じて共感を得てきただろうか?それは足りなかった」と指摘し、「批判と自党のアピールのバランスは適切だったか?党のリーダーが、もっと国民に発信すべきではないか?」と野田佳彦執行部に対し苦言を呈した。
その上で、党勢回復に向け、参院選で訴えたガソリン暫定税率の廃止や消費減税を挙げ、「各党と協議を進めるべきだ。ひたむきに『政策の実現』を目指す。国民に有益な姿勢を維持する。それならば、立憲は再生するはずだ」と強調した。
