▽イラン核施設への新たな攻撃を懸念=ロシア外務省報道官<ロイター日本語版>2025年7月31日午前 1:04 GMT+9

[モスクワ 30日 ロイター] – ロシア外務省のザハロワ報道官は30日、ロシアはイランの核施設への新たな攻撃の脅威を懸念しており、イランの核計画については対話を通じて合意に達することが可能との見方を示した。
ザハロワ氏は記者団に対し、「イラン核施設への新たなミサイル発射や爆撃を巡る頻繁な脅威は、深刻な懸念を招かざるを得ない」と指摘。「核施設への爆撃は、日常的な国際慣行となってはならない。これに伴う壊滅的なリスクは無視できず、ましてや正当化することなどできない」と述べた。
ロシアはウクライナ戦争開始以来、イランとの緊密な関係を築いており、1月にはロシアのプーチン大統領とイランのペゼシュキアン大統領は有効期間20年の包括的戦略パートナーシップ条約に署名している。
▽イスラエル閣僚、「ガザ併合」示唆 ハマスへの圧力強化<ロイター日本語版>2025年7月31日午前 1:01 GMT+9

[エルサレム/カイロ 30日 ロイター] – イスラエルの閣僚ジーブ・エルキン氏は30日、イスラム組織ハマスへの圧力を強化するため、パレスチナ自治区ガザの一部を併合すると脅す可能性があると述べた。この考えは、現在イスラエルの占領下で暮らすパレスチナ人の国家樹立に向けた希望に大きな打撃を与えるとみられる。
エルキン氏は国営放送局カンで、ハマスはイスラエルの譲歩を引き出すために停戦交渉を長引かせようとしていると非難。「敵にとって最も辛いのは領土を失うことだ」とし、「われわれと駆け引きをするなら、領土を失い二度と取り戻すことはできないとハマスに明確に伝えることは大きな圧力となるだろう」と述べた。
パレスチナを巡っては、マクロン仏大統領とスターマー英首相が、9月の国連総会でパレスチナ国家を承認する意向を表明。イスラエルや米国はこれに反発する姿勢を示している。 もっと見る
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▽英首相、ガザ惨状続けばパレスチナ国家承認の意向表明 イスラエル反発<ロイター日本語版>2025年7月30日午前 6:25 GMT+9
