▽オランダ、5億ユーロ拠出へ NATO負担のウクライナ向け米製兵器供与<ロイター日本語版>2025年8月5日午前 6:47 GMT+9

[アムステルダム/ブリュッセル 4日 ロイター] – オランダのブレーケルマンス国防相は4日、北大西洋条約機構(NATO)を通じて米国製の軍事装備品をウクライナに供与する新たなメカニズムに5億ユーロ(5億7800万ドル)を拠出すると発表した。供与する兵器には防空システム「パトリオット」の部品やミサイルが含まれる。
トランプ米大統領は先月、NATOを通じ米製の兵器をウクライナに供与することで合意。費用はNATO加盟国が負担する。拠出を表明した加盟国はオランダが初めて。
ルッテNATO事務総長(オランダ前首相)はこの発表を歓迎し、「他のNATO加盟国からも近く重要な発表があることに期待する」と述べた。
米国のウィテカーNATO大使はロイターに対し、新たなメカニズムの下でウクライナへの供与が実現するまでのスケジュールについて、「今後数週間のうちに確実に迅速に進むと思うが、場合によってはそれよりも早く進むだろう」と応じた。
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▽インド反発、ロ産原油購入巡る欧米の批判は「不当かつ不合理」<ロイター日本語版>2025年8月5日午前 2:43 GMT+9

[4日 ロイター] – インド外務省報道官は4日、米国と欧州連合(EU)がロシア産原油の購入を巡りインドを「標的」にするのは「不当かつ不合理」と表明した。
同報道官は、インドがロシア産原油の輸入を開始したのは、ロシアによるウクライナ侵攻開始後に従来の供給が欧州に流れたことが要因と指摘。さらに、米国は当初、世界エネルギー市場の安定強化に向け、インドによるロシア産原油輸入を奨励していたという認識を示した。
また、米国によるインド輸入品に対する関税引き上げについて、インドは「国益と経済安全保障を守るために必要なあらゆる措置を講じる」と言明した。
トランプ米大統領はこの日、インドによるロシア産原油の購入を改めて非難し、インドに対する関税を「大幅に引き上げる」と警告した。 もっと見る
▽中国やパキスタンなどの「傭兵」が戦闘、ウ北東部=ゼレンスキー氏<ロイター日本語版>2025年8月5日午前 1:04 GMT+9
▽ロシア報道官、トランプ氏の原潜配備表明に「核発言は慎重に」<ロイター日本語版>2025年8月4日午後 7:57 GMT+9
▽ロシア南部州の鉄道駅で火災、ウクライナ無人機攻撃で=当局<ロイター日本語版>2025年8月4日午後 2:25 GMT+91
