▽維新の吉村代表、大阪の副首都実現に大阪都構想「必要最低の条件だ」と重要性強調

日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は4日、党が掲げる「副首都」を大阪で実現する上で、看板政策である「大阪都構想」が「必要最低の条件だ」として改めて重要性を訴えた。同日、府庁で記者団の取材に答えた。
維新は副首都を実現するための法案を党内で9月ごろまでに策定する。吉村氏は法案について「場所は特定しておらず大阪のためだけにやっているものではない」としながらも、「政令市と都道府県がバラバラでは副首都の実現が難しく、都政を敷くような都市がふさわしい」と強調した。
副首都法案の推進に当たり自民、公明両党の連立政権への参画を求める声が党内に出ているが、吉村氏は「現時点では連立を考えていない」としている。
維新の大阪府支部に当たる地域政党「大阪維新の会」が7月30日に開いた会合で、吉村氏は「大阪・関西を副首都にする、これを皆さんと一緒に本気で取り組みたい」と述べた。大阪維新は新たな都構想の制度案を今秋にも策定する方針。
