トランプ大統領(右)とメラニア夫人=ロイター

池田慶太

 【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は17日、妻のメラニア夫人がロシアのプーチン大統領に宛てた手紙をSNSで公開した。「今日の世界では控えめに笑うことを強いられている子どもたちがいる」とロシアによるウクライナの子どもの連れ去りに懸念を示し、「あなたは一人の力で子どもたちのメロディーのような笑いを取り戻せる」とプーチン氏に行動を求めた。

トランプ大統領(右)とメラニア夫人=ロイター

 米メディアによると、手紙は15日の米露首脳会談でトランプ氏が直接手渡した。「親愛なるプーチン大統領」で始まる手紙では、子どもたちはどこで生まれても「愛や可能性、危険のない身の安全を夢見ている」とつづり、親や指導者として次世代の子どもたちの希望を育む責務を強調。

 そうすることは「ロシアだけでなく人道そのものに奉仕する」と訴えかけ、「プーチン大統領、あなたはペンの一振りでこのビジョンを実行するにふさわしい。今がその時です」と結んでいる。