▽トランプ大統領「ノーベル平和賞がほしい」 ノルウェー財務相に関税協議の電話で突然…

アメリカのトランプ大統領がノルウェーの財務相に、「ノーベル平和賞がほしい」と伝えていたことが分かりました。ノーベル賞の選考に関わる国・ノルウェー、財務相には、電話で関税協議とともに突然、伝えたといいます。

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アメリカ最北の州、アラスカ。

NNNアラスカ 山崎大輔記者(米・アラスカ州 14日)

「(アメリカ軍の)基地でトランプ大統領とプーチン大統領の会談が行われます」 この地で日本時間の16日、ウクライナ侵攻後初、米露トップによる“1対1”の顔合わせが行われます。 トランプ大統領が意欲を見せる停戦の実現。 その先に見据えるのが、ノーベル平和賞です。

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14日、新たな事実が海外メディアによって明らかになりました。 7月、トランプ氏が“アポなし”で電話した相手は、ノルウェーのストルテンベルグ財務相。「関税協議」とともに伝えたというのが…。 「ノーベル平和賞を受賞したい」 まさかの、受賞の要請。ノーベル賞選考に大きく関わるノルウェーへの“圧力”ともとれます。

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トランプ大統領
「私のノーベル平和賞はどこ?」(2020年) 「『あなたがノーベル賞を受賞するべき』と多くの人が言ってきます」(2024年9月) 「彼らは私に平和賞をくれません」(2025年2月)

以前から、ノーベル賞への“強いこだわり”があるとされるトランプ氏。ホワイトハウスの公式SNSも“援護射撃”します。 ホワイトハウスのXより(12日)
「世界がトランプ氏のノーベル平和賞受賞を求めている」 イスラエルやパキスタンなどが、トランプ氏をノーベル平和賞候補に“推薦”しているとしました。

実は、これまでも推薦された過去がありました。 2018年に行われた初の米朝首脳会談。翌年にも立て続けに実現。核・ミサイルの“開発阻止”に尽力したとして、安倍晋三元首相から平和賞候補に推薦されたと、明らかに。

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トランプ大統領(2019年)
「日本の安倍首相が素晴らしい手紙をくれました。『あなたを平和賞候補に推薦した』と。私はありがとうと言った」 この年は受賞ならず。大統領2期目の今年こそ…。

トランプ大統領(7月)
「私は6つの戦争を阻止した。平均すると1か月に1つの戦争を阻止していることになる」 成果をアピールし虎視眈々(たんたん)と狙います。悲願の受賞なるか? 

ノーベル平和賞の発表は10月に予定されています。