▽【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

Bloomberg News

  • 米韓首脳会談、マスク氏がアップルとOpenAIを提訴
  • 次期FRB議長候補、プーマ株の売却検討、三菱商事が出資へ

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

譲歩はせず

トランプ米大統領と韓国の李在明大統領はワシントンで会談し、北朝鮮問題や集団安全保障、造船分野に関して緊密に協力していくことへの楽観を示した。トランプ氏は一方、韓国との関税合意で追加的に譲歩する可能性については慎重姿勢を崩さなかった。李氏は朝鮮半島の和平が実現した場合、北朝鮮にトランプ氏の名を冠した塔を建設することも可能だと示唆。会談前にトランプ氏は、韓国情勢を「粛正か革命」のようだと批判していた。

確執深まる

イーロン・マスク氏はアップルとオープンAIを相手取って起こした訴訟で、両社が人工知能(AI)アプリをiPhoneで不当に優遇し、他のチャットボット開発者の競争を妨げていると非難した。マスク氏率いるXとxAIは、アップルがオープンAIの技術をiPhoneの基本ソフト(OS)に統合する決定について、競争を阻害し、消費者の選択肢を奪うものだと主張している。マスク氏は対話型AI「Grok」を開発するxAIの創業者。

数カ月後

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任人事ついてハセット米国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ大統領による決定は数カ月後になるとの見通しを示した。パウエル氏の議長としての任期は2026年5月に満了する。ハセット氏はCNBCとのインタビューで「綿密な選考プロセスをベッセント財務長官が主導しており、彼と大統領によって数多くの優れた候補者が面接を受けている」と説明した。

売却視野

フランスの富豪一族ピノー家が、スポーツブランドのプーマの持ち分売却を視野に潜在的な買い手に接触した。関係者が明らかにした。プーマの時価総額は過去1年間でほぼ半減している。ピノー家は投資会社アルテミスを通じてプーマ株29%を保有しており、持ち分売却の可能性も含めアドバイザーと協議を進めているという。ドイツ株式市場でプーマ株は一時20%高と急伸。

合意近づく

三菱商事はシンガポールに本拠を置く医療サービスプロバイダー、フラートン・ヘルスへの出資で合意に近づいていると、関係者が明らかにした。東南アジアへの事業拡大を図っている三菱商事は、フラートン・ヘルスの株式およそ25%の取得を目指し、助言会社と取り組んでいる。交渉は進んだ段階にあり、週内にも合意に至る可能性があるという。フラートン・ヘルスはフィリピンとインドネシアを含め、9つのアジア市場で事業を展開し、479の施設を保有している。

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