▽ロシアが前線で軍備増強、「プーチン氏は和平拒否」=ゼレンスキー氏<ロイター日本語版>2025年9月3日午前 5:37 GMT+9

ロシアが前線で軍備増強、「プーチン氏は和平拒否」=ゼレンスキー氏

[2日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、ロシアが前線の特定の地域で新たな軍備増強を行っており、依然としてウクライナ領内の標的に対する攻撃を行っているとの見方を示した。

ゼレンスキー大統領は夜間のビデオ演説で、「今、前線の特定の地域でロシア軍が再び集結している。彼(ロシアのプーチン大統領)は和平に追い込まれることを拒否している」と指摘。

それ以上の詳細は明らかにしなかったものの、「ロシアは攻撃を継続している。もちろん、われわれはこれに対応する」と語った。

▽ウクライナのEU加盟反対せず、安全保障確保へ合意可能=プーチン氏<ロイター日本語版>2025年9月2日午後 8:09 GMT+9

ウクライナのEU加盟反対せず、安全保障確保へ合意可能=プーチン氏

[モスクワ 2日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は2日、同国がウクライナの欧州連合(EU)加盟に反対したことはないとし、ロシアとウクライナ双方の安全保障確保に向けコンセンサスを見出すことは可能だと考えていると述べた。またロシアが何らかの形で欧州への攻撃を計画しているという見方を否定した。

プーチン氏は中国でスロバキアのフィツォ首相と会談し、2022年のウクライナの場合は北大西洋条約機構(NATO)軍事同盟の助けを借りてポストソビエト空間全体を吸収しようとする西側の試みに、ロシアの安全保障上の観点から反応せざるを得なかったと指摘。「ウクライナのEU加盟には一度も反対したことはない。NATOは別の問題だ」と述べた。

8月にアラスカで行われたトランプ米大統領との首脳会談でウクライナの安全保障について議論したとし、「紛争が終結した場合にウクライナの安全保障を確保する選択肢がある。ここにコンセンサスを見出す機会があるように思える」と語った。

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