▽ウクライナ、複数のロシア石油施設攻撃 ドローン利用<ロイター日本語版>2025年9月19日午前 3:02 GMT+9

[キーウ/モスクワ  18日 ロイター] – ウクライナは18日、ロシアの主要な製油所を含む石油化学施設に対してドローン(無人機)攻撃を実施したと明らかにした。ウクライナ保安局(SBU)の関係者によると、夜間にロシア中部バシコルトスタン共和国にある石油精製所を攻撃し、一部施設に損害を与えたという。

ウクライナ軍も18日、特殊作戦部隊が夜間にロシア南部のボルゴグラード州の石油精製所を攻撃し、操業を一時停止させたと発表した。

ロシアとの和平交渉に進展がみられない中、ウクライナはロシアの石油収入を減少させるため、ここ数週間、ロシアのエネルギーの主要施設を標的としたドローン攻撃を強化している。ロシアの一部地域ではガソリン不足が発生している。

バシコルトスタン共和国の行政トップは、ガスプロムが関わる石油化学施設がドローン2機による攻撃を受けたと明らかにした。ロシアのタス通信はその後、火災は鎮火し、施設は通常通り稼働していると報じた。

また、ボルゴグラード州のボチャロフ知事はテレグラムで、防空部隊がウクライナの大規模なドローン攻撃を撃退したと述べた。住宅に軽微な被害があったものの、負傷者はいないと説明した。

▽トランプ氏、プーチン氏に「失望」 英首相とウクライナ支援強化を協議<ロイター日本語版>2025年9月19日午前 12:55 GMT+9

トランプ氏、プーチン氏に「失望」 英首相とウクライナ支援強化を協議

[ワシントン 18日 ロイター] – トランプ米大統領は18日、ロシア・ウクライナ戦争の解決は想定より複雑との認識を示し、ロシアのプーチン大統領に失望させられたと述べた。

英国を訪問中のトランプ氏は、スターマー英首相との共同記者会見で「ウクライナとロシアの問題は解決が最も簡単だと思っていたが、実際は複雑だ」とし、「プーチン大統領に失望した」と語った。

スターマー氏によると、トランプ氏との会談でウクライナに対する防衛支援を強化する方策について協議した。

▽EUは26年末までにロシア産原油輸入停止を、ポーランドが要請<ロイター日本語版>2025年9月18日午前 9:40 GMT+9

EUは26年末までにロシア産原油輸入停止を、ポーランドが要請

[ワルシャワ 17日 ロイター] – ポーランドは17日、ロシアから現在もエネルギーを輸入している欧州連合(EU)加盟国に対し、2026年末までに輸入を停止するよう求め、目標達成に向け支援する考えを示した。モティカ・エネルギー相が明らかにした。

ハンガリーとスロバキアは、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻を受けて他のEU加盟国がロシア産原油購入を停止した後も、ドルジバ石油パイプライン経由で輸入を継続。代替手段はよりコストがかかるとしている。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は16日、トランプ米大統領との電話協議後、ロシアからの化石燃料輸入の段階的停止加速を提案する方針を示した。当初は28年1月1日までに購入を停止する計画だった。

モティカ氏は、先週のロシア無人機によるポーランド領空侵入など最近の情勢を考慮すると、計画を2年前倒しすべきとの考えを示した。

ポーランドのヴロフナ・エネルギー次官は、ポーランド経由の米国産液化天然ガス(LNG)が欧州によるロシア産原油購入停止に寄与する可能性があるとし、ライト米エネルギー長官と16日に協議したことを明らかにした。