▽ガザ停戦合意に近づく=トランプ氏<ロイター日本語版>2025年9月26日午前 3:30 GMT+9

[ワシントン 25日 ロイター] – トランプ米大統領は25日、パレスチナ地区ガザでの停戦に向け「合意に近づいている」という考えを示した。
トランプ大統領は記者団に対し「成し遂げられると思うし、それを願っている。人質の解放を望む」とし、「イスラエル側と会談する必要がある」と語った。
▽ガザ統治にハマス関与させず、パレスチナ議長 トランプ氏との協力約束<ロイター日本語版>2025年9月26日午前 3:29 GMT+9

[国連 25日 ロイター] – パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、国連総会一般討論で演説した。国連が支持するイスラエルとパレスチナが国家として共存する「2国家解決」の実現に向け、トランプ米大統領や他国と取り組む用意があると表明した。
米国への渡航ビザが発給されなかったことを受け、ビデオ形式での演説となった。
アッバス議長は、2023年10月に起きたイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に言及し、「イスラエルの民間人を標的にし人質にしたハマスの行動を拒否する」と言明。「これはパレスチナ市民、そしてパレスチナ人による自由と独立を求める正当な闘争を反映するものではない」と述べた。
その上で「ガザはパレスチナ国家に不可欠な部分だ。われわれはガザの統治と安全保障について全責任を負う。ガザ統治にハマスを一切関与させない」とし、「われわれは武装国家を望んでいない」と改めて表明した。
国連総会は今月、イスラエルとパレスチナの2国家共存を支持する宣言を圧倒的賛成多数で採択し、ガザにおける停戦を目指す見解で一致した。米国とイスラエルは会議をボイコットした。 もっと見る
アッバス議長は「国連総会が支持する和平案を実行するために、トランプ大統領、サウジアラビア、フランス、国連、そして全パートナーと協力する用意がある」と表明した。
米政権のウィットコフ中東担当特使は24日、トランプ大統領がアラブ諸国などの首脳らと23日に行った協議で、中東地域およびガザの和平に向けた21項目の計画書を提示したと明かし、「数日中に何らかの突破口を発表できる」という期待を示した。 もっと見る
