▽小泉氏「やらせ」依頼を陳謝 動画に応援コメント―自民総裁選<時事ドットコム>2025年09月26日18時24分

自民党総裁選に出馬している小泉進次郎農林水産相は26日の記者会見で、インターネットの動画配信に自身の応援コメントを投稿するよう、陣営内で「やらせ」依頼が行われていたと明らかにした。25日発売の週刊文春が報じたもので、小泉氏は「(コメント例に)行き過ぎた表現があったことは適当でない。申し訳なく思う。再発防止を徹底したい」と陳謝。関与は否定した。
議員票、小泉氏がリード 高市氏は苦戦、林氏健闘―自民総裁選の動向調査
週刊文春によると、小泉氏の陣営で広報を担当する牧島かれん元デジタル相の事務所が、動画配信サイト「ニコニコ動画」に「ポジティブなコメントを書いてほしい」と求めるメールを、陣営関係者に送信。「真打ち登場」「総裁間違いなし」など24種類の投稿例を挙げていたという。
この中には「ビジネスエセ保守に負けるな」という投稿例もあった。総裁選で争う高市早苗前経済安全保障担当相への中傷と取れる内容として、同氏を支持する議員の一部が問題視。総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長は記者団に「陣営間の感情的対立をあおることにならないよう期待する」と述べた。
牧島氏の事務所は26日、コメントで「一部行き過ぎた表現が含まれ申し訳ない」と謝罪した。
一方、小泉氏はX(旧ツイッター)のコメント欄を閉鎖しており、SNS上で「国民の声を聞く」姿勢に逆行するとの指摘が出ている。これに関し、陣営関係者は「Xは誹謗(ひぼう)中傷が多く、対策も消極的な面がある」と理由を説明した。
▽「解党的出直し訴え石破政権の政策継承に違和感」…萩生田氏、高市氏の支援を表明<読売新聞オンライン>2025/09/27 08:47
自民党の萩生田光一・元政調会長は26日、総裁選(10月4日投開票)で高市早苗氏を支援する考えを自身のブログで表明した。
衆院選に無所属で出馬した萩生田光一氏(左)の応援演説で、支持を訴える高市早苗氏(2024年10月17日、東京都八王子市で)
ブログでは、「解党的出直しを訴えながら石破政権の政策を継承するというのは、違和感を覚える。初の女性首相を目指す高市早苗さんを支援する」としている。
▽牧島かれん元デジタル相が小泉進次郎氏陣営の「総務・広報班」班長辞任 ステマ要請で引責<産経ニュース>2025/9/26 23:37

自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農林水産相の陣営で「総務・広報班」班長を務める牧島かれん元デジタル相が26日、班長を辞任したことが関係者への取材で分かった。牧島氏の事務所がインターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが判明し、小泉氏が謝罪する事態となっていた。
牧島氏が同日、小泉陣営の選対本部長を務める加藤勝信財務相に辞任を申し出た。牧島氏は産経新聞の取材に対し自身の事務所に殺害予告などの脅迫メールが寄せられていると明らかにした上で、「総裁選では自民再生に向けた議論が行われるべきだと思い、班長から降りることにした」と語った。
▽維新代表、連立協議「応じる」 社保改革・副首都が絶対条件<時事ドットコム>2025年09月26日17時16分

日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は26日、自民党の新総裁から連立政権入りの協議を打診された場合、「応じるのは当然だ」と明言した。10月4日投開票の自民総裁選では連立枠組みの拡大が争点の一つ。吉村氏が協議に応じる方針を表明したことで、各候補の対応が改めて問われそうだ。
吉村氏は大阪市内で記者団の取材に応じ「公約の実現を考えたとき、当然(連立)協議になってくる」と説明。連立入りの判断では、社会保険料を引き下げる制度改革と、首都機能の一部を移す「副首都」構想での合意が「当然必要で、絶対条件だ」と強調した。「政策協議が最初だ。協議の先にそれ(連立入り)があるかないのか、ということだ」と語った。
立憲民主党の野田佳彦代表が呼び掛ける首相指名選挙での野党結集については「基本政策が大きく違う立民(代表)を首相指名することは難しい」と述べ、否定的な考えを示した。

