▽林芳正氏、石破首相や岸田前首相の起用に含み 自民総裁就任時…NHK番組で言及<産経ニュース>2025/9/29 23:37

自民党本部であいさつ回りをする林官房長官(右から2人目)=29日午前、東京・永田町
自民党本部であいさつ回りをする林官房長官(右から2人目)=29日午前、東京・永田町

自民党総裁選候補の林芳正官房長官は29日放送のNHK番組で、総裁就任時の人事を巡り、石破茂首相や岸田文雄前首相の起用に含みを持たせた。

インタビューで2人を要職に起用する可能性を問われ「オール自民であり、もちろん入っている」と述べた。

かつて首相退任後に宮沢喜一氏が蔵相を、橋本龍太郎氏が行政改革担当相を務めた例も紹介した。

▽自民総裁選にらみ動く 維新は連携示唆で揺さぶり、国民民主は対抗策<朝日新聞デジタル>2025年9月29日 19時30分

写真・図版
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 自民党総裁選の投開票(10月4日)が近づくなか、連携相手と目される2野党の動きが活発になっている。自公連立政権への参加を視野に入れる日本維新の会は、看板政策の「副首都」構想や憲法9条の改正案などをまとめ、自民に揺さぶりをかける。一方、国民民主党は自民と維新の接近に警戒を強め、対抗策を打ち出し始めた。

 維新の吉村洋文代表(大阪府知事)は29日、府庁で記者団から自公の連立候補とされることについて問われ、「外交・安全保障、憲法の価値観などは、自民と維新は元々近いところがある」と語った。26日には記者団に、新総裁から連立協議の打診があれば応じる考えを示している。

 吉村氏が協議の絶対条件に掲げるのは、「副首都」構想と社会保険料引き下げの実現だ。野党の協力なしには予算案や法案を成立させられない少数与党の足元を見て、看板政策実現への協力を迫る。

 18日には憲法改正の提言を発表。戦力の不保持と交戦権の否認を定めた9条2項を削除し、集団的自衛権行使を全面容認する内容で、「国防軍」の保持も明記した。19日には外国人政策の提言を鈴木馨祐法相に提出した。スパイ防止法をめぐる考え方も近く取りまとめる方針だ。

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▽高市早苗氏、所得減税「年内に決着を」 野党連携で憲法重視<毎日新聞>2025/9/29 11:00

質問に答える高市早苗前経済安全保障担当相=東京都千代田区で2025年9月25日、内藤絵美撮影
質問に答える高市早苗前経済安全保障担当相=東京都千代田区で2025年9月25日、内藤絵美撮影

 10月4日投開票の自民党総裁選に立候補した高市早苗前経済安全保障担当相(64)が、毎日新聞などのインタビューに応じた。ガソリン税の暫定税率廃止と、所得税がかかり始める「年収の壁」引き上げについて、年内の実現に意欲を示した。社会保障改革に向けた「国民会議」の創設にも言及。初の女性総裁として党の立て直しに尽力する考えを強調した。【聞き手・畠山嵩】

5人が立候補した自民党総裁選の候補者へのインタビューを随時掲載します。
そのほかの候補者のインタビューや関連ニュースはこちらから

初の女性総裁目指し

 来月、自民党は立党70年を迎える。私たちは常に進歩を求めていく保守政党だ。70周年の節目に初の女性総裁として力強く党を立て直していく思いで立ち上がった。

 石破茂首相は少数与党という非常に厳しい状況の下で政権運営を行ってきた。(米国との)関税交渉、地方創生、防災対策といった重要な課題に取り組んでこられたことに心から敬意を表する。

 他方で、物価高で苦しんでいる国民や中小企業、小規模事業者の切実な声に納得感のある政策を提示できなかったことが、大型選挙に連敗した原因であることは否めない。

 ガソリン税と(軽油にかかる地方税の)軽油引取税の暫定税率の廃止を公約している。所得税の基礎控除の引き上げも年内に決着させたい。一番の目玉は、賃上げ税制の恩恵を受けない赤字の中小企業への自治体からの補助金の拡充だ。

 これらを盛り込んだ経済対策の策定を早々に指示する。年内は当然のことだが、できるだけ早く臨時国会を召集し、補正予算の成立も急がなければいけない。年内(の衆院)解散はとてもとても考えられない。

 石破政権では個別政策ごとに各党と協議をしてきた。これまでの与野党合意は公党同士の約束であり尊重しなければいけない。政治は今スピード感が求められている。外交問題や防衛問題を考えると強い…

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