Daniel Flatley
- 中国の何立峰副首相と行う予定の貿易協議に言及
- 中国指導部が米国の大豆農家を交渉の駒にしているのは遺憾とも発言
ベッセント米財務長官は、中国との次回の貿易交渉で「状況をかなり大きく打開」できるとの見通しを示した。
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、韓国で今月末から開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場で会談を行う予定。
ベッセント長官は2日にCNBCとのインタビューで、この米中首脳会談が「最も重要だ」と発言。自身と中国の何立峰副首相が並行して行う予定の貿易協議について「これで5回目となり、状況をかなり大きく打開することになるはずだ」と述べた。
中国は収穫期を迎えた大豆を利用して米国に圧力をかけている。世界最大の大豆輸入国である中国は昨年、輸入分の5分の1を米国から調達したが、現在の収穫期では米国産を全く購入していない。
関連記事:トランプ氏、大豆貿易巡り中国習主席と対峙へ-不買で米農家に打撃
ベッセント長官は「中国指導部が米国の農家、特に大豆農家を貿易交渉の駒として利用することを決めたのは遺憾だ」と述べた。
原題:Bessent Sees China Progress as Soy Fight Echoes Rare Earth Spat(抜粋)
