▽ハマスに米ガザ和平案の受け入れ促す、カタール・トルコと連携=エジプト外相<ロイター日本語版>2025年10月3日午前 6:06 GMT+9

ハマスに米ガザ和平案の受け入れ促す、カタール・トルコと連携=エジプト外相

[パリ 2日 ロイター] – エジプトのアブデルアティ外相は2日、トランプ米大統領が提案したパレスチナ自治区ガザでの戦争終結案について、カタールとトルコと連携しイスラム組織ハマスに受け入れるよう促していると述べた。

アブデルアティ氏はパリのフランス国際関係研究所(IFRI)で行った講演で、ハマスが武装解除しなければならないのは明白だすると同時に、イスラエルにガザ地区での攻勢継続の口実を与えるべきではないとも指摘。トランプ氏が示した提案をハマスが拒否すれば紛争はエスカレートすると警告した。

トランプ大統領は9月30日、ハマスに対し米国が提案したガザ地区を巡る和平案の検討に3、4日の時間を与えるとし、提案を拒否すれば「非常に悲しい結末」になると警告した。

▽ハマスのガザ和平案受け入れ期限、トランプ氏が「一線引く」=報道官<ロイター日本語版>2025年10月3日午前 1:42 GMT+9

ハマスのガザ和平案受け入れ期限、トランプ氏が「一線引く」=報道官

[ワシントン 2日 ロイター] – 米ホワイトハウスのレビット報道官は2日、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザ和平案を受け入れるまでにどの程度の時間を与えるか、トランプ大統領が「レッドライン(越えてはならない一線)を引く」ことになると述べた。

トランプ大統領は9月30日、ハマスに対し、米国が提案した20項目にわたるガザ和平案の検討に3、4日の時間を与えると述べた。イスラエルのネタニヤフ首相はすでに、和平案を支持することで合意したと表明している。

関係筋は、ハマスが1日時点で同和平案を検討中と明らかにしていた。

レビット報道官はFOXニュースとのインタビューで、ハマスが和平案に「背を向けた」と判断する時期を特定するよう問われ、「それはトランプ大統領が引かなければならないレッドラインであり、トランプ氏がそうすると確信している」と応じた。

和平案は「受け入れ可能な計画であり、前進するためにハマスが受け入れることを期待している」と述べた。

トランプ大統領は火曜日、ハマスに対し、武装解除を求める20項目の文書を3~4日以内に受け入れるよう求めると述べた。ハマスはこれまでこの要求を拒否してきた。ハマスに近い筋が水曜日に明らかにしたところによると、ハマスはこの提案を検討しているという。

ホワイトハウス報道官のキャロライン・リービット氏は、フォックスニュースでハマスが提案から「離脱した」とみなされる時点を特定するよう問われ、次のように述べた。

「ええ、それは非常に良い質問です。そして、それはアメリカ大統領が引かなければならない一線です。そして私は、大統領が引くだろうと確信しています。しかし、大統領とそのチームは、この20項目からなる包括的かつ詳細な計画に非常に熱心に取り組み、世界中から称賛を浴びました。」

「これは受け入れ可能な計画であり、我々は前進するためにハマスがこの計画を受け入れることを期待し、期待している」とリービット氏は付け加えた。

この計画には、即時停戦、ハマスが拘束している人質全員とイスラエルが拘束しているパレスチナ人捕虜の交換、イスラエルのガザからの段階的な撤退、ハマスの武装解除、国際機関が主導する暫定政府の導入などが盛り込まれている。

20項目の多くの要素は、過去2年間に提案された数多くの停戦合意に盛り込まれており、イスラエルとハマス双方が受け入れたものの、その後様々な段階で拒否したものも含まれる。