
日本保守党の河村たかし共同代表(76)=衆院愛知1区=が近く離党する意向を固めたことが分かった。党関係者が2日、明らかにした。河村氏は党運営をめぐって百田尚樹代表(69)らと対立していた。河村氏は新党設立も視野に、当面の間は無所属で活動する。9月には河村氏に近い竹上裕子衆院議員(65)が、百田氏らへの不満を理由に離党届を提出している。
河村、百田両氏は今年4月の記者会見で、党代表選や党大会の実施に関して意見が合わず、その場で口論に発展するなど関係が悪化していた。
百田氏は9月中旬、河村氏に対し、共同代表から事実上解任すると通告。河村氏が代表を務める地域政党「減税日本」との「特別友党関係」も解消すると伝えた。
河村氏は「事前の相談もなく一方的だ」と反発し、解任通告は承諾できないと回答した。減税日本も「関係修復は不可能」と主張し、保守党との連携を見直すと明らかにしていた。
