▽いよいよ4日投開票の自民党総裁選 小泉進次郎氏と高市早苗氏を林芳正氏が追う展開<産経ニュース>2025/10/2 21:33

討論会に臨む(左から)小泉進次郎農林水産相、高市早苗前経済安全保障担当相、林芳正官房長官、茂木敏充前幹事長、小林鷹之元経済安保担当相=9月27日午後、東京都世田谷区(相川直輝撮影)
討論会に臨む(左から)小泉進次郎農林水産相、高市早苗前経済安全保障担当相、林芳正官房長官、茂木敏充前幹事長、小林鷹之元経済安保担当相=9月27日午後、東京都世田谷区(相川直輝撮影)

自民党は4日投開票の総裁選で石破茂首相(党総裁)の後任総裁を選出する。昨年の総裁選に出馬した5氏が争う展開で、1回目の投票で誰も過半数は得られず、上位2人による決選投票が確実な情勢だ。2日には公務で欠席した小泉進次郎農林水産相と林芳正官房長官を除く3候補が大阪市内で開かれた党主催の演説会に参加した。

産経新聞の取材では国会議員票で先行する小泉氏と、党員・党友票で勢いのある高市早苗前経済安全保障担当相を林氏が追う展開だ。4日は党所属国会議員が投票し、3日締め切りの党員・党友票と合わせ開票される。

大阪の演説会で、高市氏は岩盤保守層を念頭に「日本と日本人を心底、愛する者として立候補した」と訴えた。これに先立ち高市氏は東京・永田町の議員会館を回り、自身への支持を要請した。

小林鷹之元経済安保担当相は憲法改正や北朝鮮による拉致問題の早期解決の必要性を訴えた。茂木敏充前幹事長は「投資を起点に経済をグルグル回していく」と経済政策を語る一方、外国人政策の厳格化も主張した。

公務で欠席した小泉、林両氏はビデオメッセージを寄せた。小泉氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3カ国による農相会合出席のためフィリピンを訪れていた。小泉氏は3日にも党内唯一の派閥、麻生派を率いる麻生太郎元首相と面会し、支援を求める予定だ。

林氏は首相の岡山県出張に伴い緊急事態に備えるため東京都内に残った。林氏は国会内で開いた総決起大会で「総裁、総理の位置に着いたその日から全力で仕事ができるのは林芳正しかいない」と訴えた。

▽SNSの「不自然な拡散」、総裁選でも? セキュリティー会社が発見<朝日新聞デジタル>2025年10月3日 6時00分

 X(旧ツイッター)などのSNS上で、7月の参院選に続いて、自民党総裁選(10月4日投開票)でも投稿が不自然に拡散される懸念が広がっている。参院選では、特定の候補者の印象を悪くするようなナラティブ(物語・語り)も目立ったため、専門家は投稿内容を冷静に見極める重要性を訴えている。

 参院選では特に、海外からの介入によってSNS上の偽・誤情報が拡散しているのでは、という指摘があった。

 介入工作の代表的なものとしては、「ボット」と呼ばれる自動投稿プログラムを使って、SNS上に特定テーマの投稿を、瞬時に大量に吐き出す手法が知られる。

参院選でも「ボット的な動き」

 サイバーセキュリティー会社「ジャパン・ネクサス・インテリジェンス」(JNI)は、今回の参院選について詳細な分析結果をまとめた。

 「外国勢力の介入があったと…

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▽自民党総裁あす決定、上位2人の決選投票の公算…小泉氏・高市氏を林氏が追う情勢<読売新聞オンライン>2025/10/03 00:54

左から小林氏、茂木氏、林氏、高市氏、小泉氏

 自民党総裁選は4日、党所属国会議員による投開票と党員・党友票の開票が行われる。昨年9月の前回総裁選にも出馬した5人が立候補しており、第1回投票ではどの候補も過半数に届かず、上位2人の決選投票となる公算が大きい。左から小林氏、茂木氏、林氏、高市氏、小泉氏

 読売新聞社の情勢調査では、小泉進次郎農相(44)と高市早苗・前経済安全保障相(64)が先行し、林芳正官房長官(64)が追う展開となっている。小林鷹之・元経済安保相(50)、茂木敏充・前幹事長(69)も支持拡大を図っている。

 総裁選は、国会議員票295票と同数の党員・党友票の計590票で争われる。決選投票は議員票295票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られ、計342票で競う。1回目の投票結果は午後2時10分頃、決選投票にもつれ込んだ場合の結果は午後3時20分頃に判明する見通しだ。

▽決選投票は麻生氏がキーマン? 総裁選2パターンをシミュレーション<毎日新聞>2025/10/3 06:30

討論会を終え、記念写真におさまる自民党総裁選の候補者ら=東京都中央区で2025年9月28日午後8時14分(代表撮影)
討論会を終え、記念写真におさまる自民党総裁選の候補者ら=東京都中央区で2025年9月28日午後8時14分(代表撮影)

 投開票が4日に迫る自民党総裁選は、いずれの候補も過半数を満たさず、小泉進次郎農相(44)、高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)の3氏のうち上位2人による決選投票となる公算が大きい。決選投票は議員票の比重が大幅に増すため、「派閥の力学」が幅を利かせる旧来型の戦いとなる見通しだ。そこでキーマンとして浮上するのは麻生太郎元首相。実現可能性が高い決選投票2パターンについてシミュレーションした。

 1回目投票は、国会議員票295票と党員・党友票295票の計590票で争われ、過半数を得た候補が新総裁に選ばれる。過半数に届かない場合は、上位2人による決選投票に進み、国会議員票295票と都道府県票47票で争われる。