Charlie Duxbury
スウェーデン王立科学アカデミーは13日、2025年のノーベル経済学賞にノースウェスタン大学のジョエル・モキイア氏、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のフィリップ・アギオン氏、ブラウン大学のピーター・ハウイット氏が選ばれたと発表した。
3人は、イノベーションが経済成長を生み出す役割に関する研究で功績を挙げた。アカデミーは声明で、3人を「創造的破壊による持続的成長の理論」に対する貢献があったとしている。
賞金1100万スウェーデンクローナ(約1億7600万円)のうち、モキイア氏が半額を受け取り、残りをアギオン氏とハウイット氏が分け合う。
ルンド大学の経済理論学教授で、ノーベル賞委員会委員でもあるケルスティン・エンフロ氏は「受賞者たちの研究は、進歩を当たり前のものとして受け止めてはならないことを思い起こさせる。社会は経済成長を生み出し、持続させる要因に常に目を向けていなければならない」と記者団に語った。
原題:Creative Destruction Theorists Win Nobel Prize for Economics (4)(抜粋)
