台湾国民党、新主席に鄭麗文氏 防衛費増額に反対

[台北 18日 ロイター] – 台湾最大野党の国民党は18日、新主席(党首)に鄭麗文・元立法委員(国会議員)を選出した。

鄭氏は55歳。防衛費の増額に反対し、中国と平和的な関係を築く意向を表明している。11月1日に党首に就任する。

同氏は党本部で、国民党が「地域平和の創造者」になると発言。「国民党は、私たちの故郷を、人生の嵐から身を守る最強のシェルターにする。私たちが台湾海峡の平和を守るからだ」と訴えた。

同氏は、かつて現与党の民主進歩党に籍を置いていた。党首選では元台北市長のカク龍斌氏を破った。