
[17日 ロイター] – 米メタ(META.O), opens new tabは17日、未成年者と人工知能(AI)で作成された架空のキャラクターとのチャットを保護者が無効化する機能を、写真・動画共有アプリ「インスタグラム」に加えると明らかにした。恋愛感情をほのめかすチャットボットの会話に批判が強まったことを受け、未成年者の安全確保に向けて追加措置を講じる。
チャットボットの潜在的な悪影響を巡り、米当局はAI関連企業への監視を強めている。ロイターは8月、未成年を性的に挑発するようなチャットがメタのAIルールで容認されていたと伝えた。
新たな機能は、インスタ担当トップのアダム・モッセーリ氏と最高AI責任者のアレクサンダー・ワン氏がブログ投稿で詳細を発表。来年初めに米国と英国、カナダ、オーストラリアで導入される。
メタによれば、保護者が会話を完全に遮断することなく、特定のAIキャラクターをブロックしたり、子どもがチャットボットやメタのAIアシスタントと会話している内容の概要を確認したりする機能も提供する。
AIキャラクターとのチャットを無効にしても、AIアシスタントは年齢に基づいたデフォルト設定で引き続き利用できるという。
