テスラCEOへの1兆ドル報酬案、グラス・ルイスも株主に反対推奨

[20日 ロイター] – 米議決権行使助言会社 グラス・ルイスは20日、米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabの株主らに対し、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への 1兆ドルの報酬案に反対票を投じるよう推奨した。インスティチューショナル・シェアホルダー・サービシズ(ISS)が17日、 巨額報酬案に反対するよう株主に促したことに続く動きとなった。

グラス・ルイスは、株主に対する潜在的希薄化や、提案された報酬プランの条件が「重大な懸念に値する」と述べた。

11月6日に開催される株主総会を前に、テスラ取締役会へのさらなる圧力となるとみられる。

議決権行使助言会社2社は昨年も、報酬が過剰だとして株主に対し報酬パッケージを拒否するよう促していた。

テスラはXへの投稿で「グラス・ルイスはISSに倣い、上場企業の根本的な目的と株主を再び無視する誤った勧告を出した」と述べた。