▽トランプ氏、ハマスに警告 合意違反継続なら「残忍な」攻撃に直面<ロイター日本語版>2025年10月22日午前 1:06 GMT+9

トランプ氏、ハマスに警告 合意違反継続なら「残忍な」攻撃に直面

[ワシントン 21日 ロイター] – トランプ米大統領は21日、米国の多くの同盟国が必要に応じ、パレスチナ自治区ガザ入りし「強力な武力」でイスラム組織ハマスを攻撃する機会を歓迎すると表明しているとしつつも、「まだ」必要ではないという認識を示した。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「これらの国々やイスラエルに対し『まだだ!』と伝えた。ハマスが正しいことを行うという希望はまだある。ハマスがもしそうしなければ、ハマスの終焉(えん)は迅速かつ猛烈で、残忍なものになるだろう!」と投稿した。

▽バンス氏がイスラエル訪問、停戦継続を楽観 ハマスに武装解除圧力<ロイター日本語版>2025年10月22日午前 5:01 GMT+9

ガザ停戦計画は予想以上に順調、米副大統領 イスラエル訪問

[キルヤット・ガト(イスラエル南部)/カイロ 21日 ロイター] – バンス米副大統領は21日、イスラエルを訪問し、パレスチナ自治区ガザの和平計画が「予想以上に順調に進んでいる」と述べた。ただ、ガザ停戦の継続が危うい状況の中、イスラム組織ハマスに対し停戦の次の段階で武装解除するよう圧力をかけた。

バンス氏は、停戦監視のため米軍が派遣されているイスラエル南部キルヤット・ガトの民間軍事調整センターで、停戦の継続に「楽観的」とした上で、和平計画を巡るイスラエル政府の協力を称賛した。

ハマスについては、武装解除する必要があるという点で、米、イスラエル、湾岸諸国全てが一致していると強調し、「トランプ米大統領が述べたように、ハマスは協力しなければ、壊滅することになるだろう」と警告した。

トランプ米大統領はこの日、ハマスが正しい行動を取らなければ、「ハマスの終焉(えん)は迅速かつ猛烈で、残忍なものになるだろう!」と警告していた。

バンス氏はまた、イスラエルへの人質の遺体返還について、一部の遺体の所在が分からなくなっているとし、遺体返還は困難な問題だと指摘。停戦計画の完全な実現には多大な労力と「非常に長い時間」がかかるという認識を示した。

バンス氏は22日にネタニヤフ首相と会談する予定となっている。

また、ハマスが発表した声明によると、ハマスの代表団は同日、トルコ政府関係者と会合し、イスラエルによる「度重なる違反」にかかわらず、停戦合意へのコミットメントを維持すると表明した。

▽ロシア、イランと協力拡大の用意 あらゆる分野で=大統領報道官<ロイター日本語版>2025年10月21日午後 3:17 GMT+9

ロシア、イランと協力拡大の用意 あらゆる分野で=大統領報道官

[モスクワ 20日 ロイター] – ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は20日、イランとの協力をあらゆる分野で拡大する用意があると表明した。

ペスコフ氏は、ロシアとしてイランの核開発計画を巡る情勢の進展をどう見ているか、またイランとの関係を深める可能性があるかとの記者団の質問に「あらゆる分野でイランとの協力を拡大する用意が確実にある。イランはロシアのパートナーであり、両国関係は非常にダイナミックに発展している」と述べた。

また、欧州諸国がイランの核開発計画を巡る交渉に関して「過度の圧力」をかけているとし、状況は「非常に複雑」だと述べた。

ロシアはイランと緊密な関係を築いており、米国とイスラエルが核開発を阻止するためとして今年踏み切ったイラン核施設への攻撃を非難してきた。イランは核兵器製造を否定している。