▽新型弾道ミサイル「オレシニク」、12月にベラルーシ配備=ロシア国営メディア<ロイター日本語版>2025年10月29日午前 4:19 GMT+9

[モスクワ 28日 ロイター] – ロシアと軍事同盟を結ぶベラルーシは、12月にロシアの新型極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」を配備する。ロシア国営タス通信が28日、ベラルーシ大統領報道官の話として報じた。
これに先立ち、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、「西側諸国のエスカレーション」に対応するためにオレシニクを配備すると述べていた。大統領報道官によると、配備に向けた準備はほぼ完了している。
ロシアは2024年11月にウクライナの防衛企業を標的にオレシニクを初めて使用。ロシアとベラルーシが先月実施した合同軍事演習にも投入された。
▽ウクライナ、和平交渉に前向き 領土譲歩は否定<ロイター日本語版>2025年10月29日午前 1:39 GMT+9

[キーウ 28日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は、和平交渉に応じる用意はあるものの、領土を譲るために自国軍が先に戦場から退くことはないと言明した。また、ロシアやその同盟国であるベラルーシの領土以外であれば、喜んで会談に応じる考えを示した。
ゼレンスキー大統領は28日に公表された記者団へのコメントで、ウクライナと欧州の当局者が31日、もしくは11月1日に会合を開き、停戦計画の詳細を協議する予定と明らかにした。「これは紛争を終わらせる計画ではない。まずは停戦が必要だ」とし、「外交を開始するための計画だ」と述べた。
また、一段と厳しい対ロシア制裁を可決するよう米議会に求めたほか、ウクライナはあと2─3年は欧州の同盟国からの安定した資金を必要としていると述べた。
さらに、紛争終結に向け、中国の圧力に期待を表明。「中国がロシアに対し、この戦争を終わらせ、いかなる形でも戦争の継続を支援しないよう圧力をかけることを強く望んでいる」と述べた。
▽ウクライナ、モスクワに2夜連続でドローン攻撃=ロシア国防省<ロイター日本語版>2025年10月28日午後 2:16 GMT+9
[28日 ロイター] – ロシア国防省などは28日、ウクライナが2夜連続で首都モスクワを無人機(ドローン)で攻撃したと明らかにした。
同省は声明で、防空部隊がウクライナのドローン17機を破壊したと発表した。
モスクワのソビャーニン市長はテレグラムで、モスクワに向けて飛行していたドローンの撃墜地点に救急隊が派遣されたと述べた。
これまでに被害の報告はないが、ロシアは民間への影響がない限り、自国領土内の被害状況を明らかにすることはほとんどない。
また、南西部ブリャンスク州上空でも3機のドローンを破壊したという。州知事によると、民間人1人が入院したという。
ロシアは前日の首都攻撃でドローン34機を撃墜したと明らかにしていた。
