核爆発伴う実験、現時点で計画せず=米エネルギー長官

[ワシントン 2日 ロイター] – ライト米エネルギー長官は2日、トランプ大統領が指示した核兵器実験について、現時点で核爆発を伴うものではないとの認識を示した。

FOXニュースのインタビューで「現在、議論しているのはシステムテストだと思う」とし、「核爆発ではない」と述べた。

核兵器の他の全ての部分が機能し、核爆発を起こせる状態にあるかを確認する実験だと説明した。

新しい核兵器が従来のものより優れていることを確認するために、新しいシステムのテストが行われると述べた。

トランプ氏は10月30日、中国の習近平国家主席との会談直前に、国防総省に対し核兵器実験を直ちに再開するよう命じたと明らかにした。

トランプ氏は31日にも核兵器実験を開始すると改めて表明したが、地下核実験が含まれるかどうかについては言明を避けていた。

ライト氏は米国が1960年代、70年代、80年代に核爆発を伴う核実験を実施し、爆発に関する詳細な情報と測定値を収集したと指摘し、「われわれの科学と計算力を使えば、核爆発で何が起こるかを非常に正確にシミュレートできる」と述べた。