Ian King
- 11月-2026年1月の売上高見通しは約650億ドル-市場予想上回る
- 決算発表を受け同社株は引け後の時間外取引で4%上昇-年初来39%高
米半導体大手エヌビディアは今四半期の堅調な売上高見通しを発表した。人工知能(AI)関連投資の急拡大が崩壊に向かっているという懸念を和らげた。
19日に発表した資料によると、11月-2026年1月(第4四半期)の売上高見通しは約650億ドル(約10兆2000億円)と、アナリスト予想平均の620億ドルを上回った。予想レンジの最高は750億ドルだった。
今回の見通しは、AIモデルの開発に使われるエヌビディアのAIアクセラレーターへの旺盛な需要が続いていることを示している。エヌビディアは、こうした高額な機器への過剰投資は持続不可能だとの見方が強まる中で、依然として勢いを保っている。

決算発表を受け、同社株は引け後の時間外取引で約4%上昇した。年初来では19日終値時点で39%上昇していた。
エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はAIバブル懸念を軽視している。先月には、同社が最新チップで5000億ドルの売り上げを生み出す軌道にあると表明。主力のAIアクセラレーター「ブラックウェル」と次世代「ルービン」が、2026年いっぱいまで売上高の前例のない成長をけん引すると述べた。
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今回の四半期業績が市場予想とどう比較されるかにかかわらず、エヌビディアにとっては驚異的な成長の証しとなる。売上高は3年前の同四半期から約10倍に拡大する見通し。通期の純利益はインテルとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の売上高を合わせた額を上回る勢いだ。

原題:Nvidia Gives Strong Forecast, Helping Counter Fears of AI Bubble(抜粋)
