▽自賠責保険からの繰入金5700億円、一括返還へ 高市首相が意向<毎日新聞>2025/11/19 14:10

自民党の小林鷹之政調会長は19日、国会内で国民民主党の浜口誠政調会長と会談し、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の特別会計(特会)から一般会計に繰り入れたままになっていた運用益の一部約5700億円について、政府が一括返還を検討していると伝えた。会談後、浜口氏が明らかにした。
自賠責保険の運用益は本来、交通事故で重い後遺症を負った被害者の支援などに充てられるが、1994、95年度に財政難を理由として国の一般会計に計1兆1000億円を繰り入れた。その後も、長期間にわたり大半が繰り戻されないままで問題視されていた。財務省は2018年度から一部を特会に戻してきたが、国民民主などが一括返還を求めていた。
小林氏は会談で「完全に解決したい」という高市早苗首相の意向を伝え、25年度補正予算で約5700億円を特会に戻すよう調整していることを明らかにした。浜口氏は「首相の決断に敬意を表する」と述べた。
会談後の党会合で玉木雄一郎代表は「自動車ユーザーにとっての負担軽減にもつながる大きな一歩だ」と評価した。【安部志帆子、遠藤修平】
▽立憲・本庄政調会長「怒りに近いものを感じる」 政府策定中の経済対策の規模を非難<YAHOOニュース>11/19(水) 20:37

立憲民主党の本庄政調会長は、政府が週内にも閣議決定する予定の経済対策の規模をめぐり「無責任極まりない。怒りに近いものを感じる」と非難しました。
本庄政調会長は、きのう、東京株式市場で株・円・債券がそろって売られる「トリプル安」の展開となったことについて「日本の財政に対する信認が非常に落ちている」と指摘しました。
現在、政府が策定を進めている経済対策の規模は20兆円を超える見通しですが、こうした規模感が報じられていることに本庄氏は「無責任極まりない。怒りに近いものを感じる。それだけの巨額の財政出動があと3か月の間に必要だとは思わない」と非難しました。
立憲民主党はきょう、中低所得者世帯、子育て世帯への現金給付など物価高対応への即効性を重視した総額およそ8.9兆円規模の経済対策を木原官房長官に申し入れています。
▽日銀の徐々に利上げ路線、片山財務相「異存なし」 植田総裁らと会談<YAHOOニュース>11/19(水) 20:31

日本銀行の植田和男総裁らとの会談後、取材に応じる片山さつき財務相=2025年11月19日午後6時36分、東京都港区、石川尚文撮影
片山さつき財務相、城内実経済財政相と日本銀行の植田和男総裁が19日、東京都内で会談した。会談後、片山氏は記者団に、植田氏から徐々に利上げを進めていく日銀の姿勢について説明を受けたとした上で、「私どもは特に異存はありません」などと語った。
【写真】植田和男日銀総裁(左)との会談冒頭、報道陣の求めに応じて握手を交わし写真撮影に臨む高市早苗首相=2025年11月18日午後3時30分、首相官邸、岩下毅撮影
日銀は、来年の賃上げの「初動のモメンタム(勢い)」(植田氏)を見て、追加利上げを判断する意向を示している。市場では12月か来年1月の金融政策決定会合で利上げするとの見方が強い。
この日の3者会談で、政府はこうした日銀の姿勢に強い反対はしなかった模様だ。ただ、片山氏は利上げが「確定的という感想は私は持たなかった」とも述べた。
▽立民・岡田氏の質疑「不適切」 維新・藤田氏、台湾有事答弁巡り<時事ドットコム>025年11月19日18時25分

日本維新の会の藤田文武共同代表は19日の記者会見で、台湾有事を巡り立憲民主党の岡田克也元幹事長が7日に行った衆院予算委員会での質疑について、「個別の具体事例を一つ一つしつこく聞くやり方は適切ではない」との認識を示した。
台湾有事答弁、「曖昧戦略」影響 存立危機なら自衛隊出動―高市首相踏み込み、日中応酬に
この質問に対して高市早苗首相は「武力行使も伴うなら存立危機事態になり得る」などと答弁。中国の反発を招いている。
