▽イスラエルは高度な米兵器の供給継続見込む=政府報道官<ロイター日本語版>2025年11月21日午後 1:37 GMT+9

[テルアビブ 20日 ロイター] – 米政府がサウジアラビアに最新鋭のF35戦闘機を売却する方針を示したことについてイスラエル政府の報道官は20日、今後もより高度な米国製兵器へのアクセスを維持できると考えていると語った。トランプ米大統領のサウジへのF35売却方針表明後にイスラエル政府がこの件について公式にコメントしたのは初めて。
イスラエルは中東諸国では唯一、F35を運用している。米国は法律でイスラエルの中東地域での「質的軍事優位性」(QME)の維持を保証している。
報道官は「米国とイスラエルには長年の理解があり、それは防衛の面でイスラエルが質的優位を維持するというものだ。それは昨日も、今日も変わっておらず、(ネタニヤフ)首相は明日も、将来も同じだと確信している」と言及した。
サウジはイスラエルを正式な国家として認めていない。ムハンマド皇太子は今月の訪米時に、サウジはイスラエルとの正式な関係樹立を望んでいる一方で、パレスチナ独立など二国家解決への明確な道筋の確保も望んでいると話していた。
米当局者は、サウジに売却するF35は、先進兵器システムや電子戦装備などイスラエル向けF35に搭載されている高度な機能が省かれていると述べた。 もっと見る
