イスラエル、ヒズボラ幹部殺害 ベイルート郊外を攻撃

イスラエル、ヒズボラ幹部殺害 ベイルート郊外を攻撃<ロイター日本語版>2025年11月24日午前 11:07 GMT+9

[ベイルート/エルサレム 23日 ロイター] – イスラエル軍は23日、レバノンの首都ベイルート南郊を空爆し、親イラン武装組織ヒズボラの幹部を殺害したと発表した。

イスラエルがベイルート郊外を攻撃するのは数カ月ぶり。イスラエル軍は殺害したヒズボラ幹部について「部隊の大半を指揮し、イスラエルとの戦争の準備態勢を回復させようとしていた」としている。

ヒズボラは幹部の死亡を確認した。また、イスラエルが「レッドライン」(越えてはならない一線)を越えたと非難し、指導部が対応を決定すると述べた。

レバノン保健省によると、この攻撃で5人が死亡、28人が負傷した。多層階の建物が被害を受け、道路を走行していた車に破片が落下した。

イスラエルのネタニヤフ首相は声明で、イスラエルはヒズボラの部隊再編を容認しないと強調、レバノン政府が「ヒズボラを武装解除する義務を果たす」ことを期待すると述べた。

レバノンのアウン大統領は国際社会に対し、イスラエルの攻撃を阻止するために介入するよう求めた。

イスラエル軍は昨年11月の停戦合意後もレバノン領への攻撃を続けている。