▽ヒズボラ指導者、イスラエルへの報復攻撃を示唆 司令官殺害で<ロイター日本語版>2025年11月29日午前 7:27 GMT+9

[ベイルート 28日 ロイター] – イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの指導者ナイム・カセム師は28日、イスラエルがヒズボラの最高司令官を殺害したことに対し、イスラエルへの報復の可能性を示唆した。
カセム師はテレビ演説で、ヒズボラが 報復の「タイミングを決める」と述べ、イスラエルによる 大規模な空爆の警告は同組織には影響がなく、 新たな戦争は起こり得ると語った。
イスラエル軍は23日、レバノンの首都ベイルート南郊を空爆し、親イラン武装組織ヒズボラの幹部を殺害した。
レバノンに対しては、イスラエルと米国の両国から、ヒズボラやその他過激派グループの武装解除をより迅速に行うよう圧力が高まっている。
カセム氏の演説が終わった直後、イスラエル軍報道官のアビチャイ・アドライ氏は、レバノン南部でヒズボラの武装解除を行っているレバノン軍の取り組みは「不十分」だと述べた。
▽イスラエル軍、シリア南部を襲撃 5人死亡<ロイター日本語版>2025年11月28日午後 4:54 GMT+9
[28日 ロイター] – シリア国営メディアによると、同国南部で28日、イスラエル軍の襲撃があり、少なくとも5人が死亡した。イスラエル軍は、同地域の武装勢力メンバーを拘束する作戦中に兵士6人が負傷したと発表した。
イスラエル国防軍(IDF)は28日、シリアのベイトジン村で夜間作戦を行い、「イスラム・ジェマ」組織メンバーの容疑者を複数拘束したと発表した。
作戦はここ数週間で収集された情報により、同組織がイスラエル市民に対する攻撃計画を進めていることが判明したため実行したという。
IDFによると、部隊は銃撃を受け、兵士6人が負傷。標的の容疑者を全員拘束し、何人かの武装勢力構成員を殺害した。
シリア国営通信SANAは、死者5人のうち2人は子どもだったと報じている。
