- 青森県で震度6強の地震、パラマウントがワーナーに敵対的買収案
- データ次第の政策判断重要、ホギメディカル、バークシャーから起用

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
震度6強
気象庁によると8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生。青森県八戸市では震度6強が観測された。震源の深さは約50キロメートル。北海道や青森県、岩手県の太平洋沿岸には一時、津波警報が発令された。同庁は新たな大規模地震が発生する可能性が相対的に高まっていると考えられるとして、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表した。原子力規制委員会によると、運転中の東北電力女川原発2号機に異常はない。東北電の東通原発や東京電力の福島第一原発にも異常はない。
敵対的買収案
パラマウント・スカイダンスは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)に対し、1株当たり現金30ドルの敵対的買収案を新たに提示した。WBDの企業価値を1084億ドル(約16兆8900億円)と評価している。WBDは数日前、Netflixへの売却で合意している。パラマウントによる買収案は、Netflixが提示した現金と株式を合わせた1株27.75ドルを上回る。Netflixは映画スタジオと配信事業だけに関心がある一方、パラマウントはワーナーの全事業を対象にしている。
「無責任」
ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は、向こう6カ月の金利誘導見通しを連邦準備制度理事(FRB)が示すとすれば、それは無責任だとの認識を示し、経済指標に沿って柔軟に判断する重要性を強調した。CNBCとのインタビューで、2026年を見据えどれだけの追加利下げが正当化されるかとの質問に答えた。「FRB議長の仕事は、データを注視し、それに応じて政策を調整し、なぜその行動を取るのか説明することだ」と発言。「従って、『今後6カ月にこうする』とあらかじめ言明するのは無責任だろう」と述べた。またパウエル議長について、今週の利下げに向けて「メンバーの意見をうまくまとめてきた」と評価した。
最有力候補
医療器具メーカー、ホギメディカルの買収で米カーライル・グループが最有力候補に浮上したことが分かった。複数の関係者が明らかにした。このほど実施された2次入札にカーライルのほか、複数のプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社が応札し、価格などの条件でカーライルが上回ったという。買収交渉は最終段階にあり、近く合意に至る可能性がある。買収額は明らかになっていないが、ホギメディカルの8日の時価総額は1285億円。カーライルと最終的に価格で合意できない可能性も残っているという。
幹部陣に助言
JPモルガン・チェースはジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)や幹部陣への助言役といった幅広い役割で、バークシャー・ハサウェイ幹部のトッド・コームズ氏を起用すると明らかにした。コームズ氏は、かねてダイモン氏の後継候補と目されてきたダグ・ペトノ氏やトロイ・ローボー氏などとも緊密に連携する。バークシャーにとってはウォーレン・バフェット氏がグレッグ・アベル氏にCEOの座を引き継ぐ準備を進める中で、投資マネジャーが1人不足することになる。コームズ氏はバフェット体制下のバークシャーで2人しかいない投資マネジャーの1人だった。
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