▽シリア、米兵ら死亡で5人逮捕 治安部隊員がISに共鳴か<ロイター日本語版>2025年12月15日午前 9:22 GMT+9

[14日 ロイター] – シリアで13日に米陸軍兵士2人と民間人の通訳1人が殺害された事件でシリア内務省は14日、事件に関係したとして5人の容疑者を逮捕したと発表した。狙撃した容疑者は現場で射殺されており、内務省は過激派組織「イスラム国」(IS)に同調した疑いのあるシリア治安部隊の隊員だと説明している。

シリアのシャラア暫定大統領は11月に訪米してトランプ米大統領と会談した際、ISに対抗する米国主導の連合軍にシリアが協力することで合意に達した。

シリア内務省は、中部パルミラに拠点を置く同省部隊が「国際連合軍」と協調し、「尋問のために直ちに送致された」5人の容疑者を逮捕したと説明した。

ルビオ米国務長官は14日、シリア暫定政府のシェイバニ外相と電話でこの事件について協議した。国務省のトミー・ピゴット副報道官は、シェイバニ氏が「哀悼の意を表し、ISという共通の脅威を弱体化させ、破壊するというシリア政府の決意を改めて表明した」とコメントした。

米国は2014年から19年にかけてシリアとイラクの広範な地域を支配したISと約10年間にわたって戦っており、シリア北東部に部隊を駐留させている。連合軍はこの数カ月間、シリアでISを標的とした空爆と地上作戦を実施しており、それらの多くにシリア治安部隊が関与している。

▽シリアで米兵ら3人死亡、ISの攻撃か トランプ氏が報復宣言<ロイター日本語版>2025年12月14日午後 12:55 GMT+9

シリアで米兵ら3人死亡、ISの攻撃か トランプ氏が報復宣言

[13日 ロイター] – 米軍によると、シリアで13日、米陸軍兵士2人と民間人の通訳1人が殺害された。過激派組織「イスラム国」(IS)による犯行が疑われている。

犯人は米軍とシリア軍の車列を攻撃し、その後射殺された。

地元当局者3人はロイターに対し、犯人はシリア治安部隊の一員だったと述べた。

シリア内務省報道官は国営テレビに対し、男は治安部隊内で指導的な立場にはなかったとし「今月10日に、この人物が過激な思想を持っている可能性があると判断され、14日に対応を決定する予定だった」と語った。

トランプ米大統領は、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「3人の偉大な愛国者」を失ったと哀悼の意を表し「極めて厳しい報復」を行うと表明した。

米軍によると、この攻撃で米兵3人も負傷した。シリア中部の都市パルミラで「重要人物との会合」を行っていた際に、単独犯による攻撃があったとしている。

▽世界各地でユダヤ教行事の警備強化、豪ビーチ銃撃受け<ロイター日本語版>2025年12月15日午前 8:52 GMT+9

Friederike Heine

世界各地でユダヤ教行事の警備強化、豪ビーチ銃撃受け

[ベルリン 14日 ロイター] – オーストラリア・シドニーのビーチでユダヤ教の祭り「ハヌカ」が催されている最中に銃撃が起きたことを受け、ベルリンやロンドン、ニューヨークなど世界の主要都市でハヌカ関連行事の警備が強化された。

ベルリン警察はハヌカ初日の夜を祝うイベントが行われるブランデンブルク門の周辺で警備を強化していると説明。イベントのために以前から警備を計画してきたとした上で、シドニーでの事件を踏まえ、さらに対策を強化すると述べた。

ニューヨークのアダムス市長も市内のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)やハヌカを祝う行事で追加の警備を展開しているとXで述べた。

ポーランドの首都ワルシャワの主要なシナゴーグでは、14日夜のイベントのために武装警備員が倍増された。

ポーランド警察も警備強化を発表。報道官は「地政学的情勢やシドニーでの襲撃を受け、公館や礼拝所の周辺で予防措置を強化している」とロイターに述べた。

ロンドン警察も警備を強化したと述べたが、詳細は明らかにしなかった。シドニーでの事件とロンドンにおける脅威レベルとの関連性を示す情報はないとも強調した。

フランスのヌニェス内相は14日から22日までユダヤ教礼拝所周辺の警備を強化するよう自治体に要請した。

▽イスラエル首相、反ユダヤ主義助長と豪首相を非難 ビーチ銃撃受け<ロイター日本語版>2025年12月15日午前 8:24 GMT+9

イスラエル首相、反ユダヤ主義助長と豪首相を非難 ビーチ銃撃受け

[エルサレム 14日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は、オーストラリアのシドニーで14日にユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントで発生した銃撃事件を非難し、アルバニージー豪首相に対し、同国がパレスチナ国家樹立を支持することは反ユダヤ主義を助長すると警告していたことに言及した。

14日の銃撃事件はシドニーの観光名所ボンダイビーチで、ハヌカのイベントが催されている最中に発生。少なくとも15人が死亡し、当局は標的を定めた反ユダヤ主義的攻撃だとしている。容疑者のうち1人も死亡した。

ネタニヤフ氏は、この銃撃事件は「冷酷な殺人」だと述べた。

また、8月にアルバニージー氏に宛てた書簡で、オーストラリア政府の政策が同国における反ユダヤ主義を助長していると伝えたと指摘。

「私はこう書いた。『あなたのパレスチナ国家樹立への呼びかけは反ユダヤ主義の火に油を注ぐ。それはハマスのテロリストに利するものだ。オーストラリアのユダヤ人に脅威を与える者たちを勇気づけ、今やあなたの街を脅かしているユダヤ人憎悪を助長するものだ』」と演説で述べた。

アルバニージー氏は8月、9月の国連総会でパレスチナ国家を承認すると表明した。

ネタニヤフ氏は、豪政権が「オーストラリアにおける反ユダヤ主義のまん延を阻止するために何もしていない」と非難。「あなたがこの病気をまん延させ、その結果が今日見られたユダヤ人に対する恐ろしい攻撃だ」と述べた。