▽[深層NEWS]中国軍機レーダー照射、佐藤正久・前参院議員「空母3隻態勢で挑発いつでも起こりうる」<読売新聞オンライン>2025/12/15 23:24

佐藤正久・前参院議員

 自民党の佐藤正久・前参院議員が15日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射問題などについて語った。佐藤正久・前参院議員

 佐藤氏は「照射の後にはミサイルが飛んで来てもおかしくない。自衛隊員のストレスは相当なものだっただろう」と指摘した。その上で、中国海軍で3隻目の空母「福建」が就役したことに触れ、「空母3隻態勢になると、常時1隻が日本周辺で活動できる。空母艦載機による挑発行為は、いつでも起こりうるものとして対応しないといけない」と警戒感を示した。

▽中国、安保理で高市首相発言非難「時代に逆行」 日本も反論「不適切かつ議論と無関係」<産経ニュース>2025/12/16 09:52

本間 英士

国連安全保障理事会の会合に出席する中国の傅聡国連大使(手前)=15日、米ニューヨークの国連本部(共同)
国連安全保障理事会の会合に出席する中国の傅聡国連大使(手前)=15日、米ニューヨークの国連本部(共同)

【ニューヨーク=本間英士】中国の傅聡(ふ・そう)国連大使は15日、米ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会で、高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を「時代に逆行する許しがたい発言であり、言語道断だ」と非難した。一方、日本の山崎和之国連大使は「国連の将来に向けた建設的議論の場を損なうものであり、不適切かつ無関係な発言だ」と反論した。

会合では次期事務総長の役割などについて議論していた。傅氏は首相答弁について「中国への露骨な内政干渉であり、第二次世界大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序に挑戦するものだ」と主張。日本側に発言の撤回を求めた上で、「過去を悔い改め、間違った道を歩まないこと」を要求した。

これに対し、山崎氏は「根拠がない発言であり遺憾だ」と指摘。中国側の意図について「加盟国間の分断をあおることが目的だ」と批判した。

その上で山崎氏は「武力攻撃がない場合でも日本は自衛権を行使するとする中国の主張は全くの誤りだ」とし、「意見の相違は対話を通じて解決されるべきだ」と訴えた。