- 露エネルギー部門を標的、シャドーフリートや取引仲介業者に制裁
- ベッセント財務長官が欧州大使らと今週会談した際に協議-関係者

Eric Martin、Kate Sullivan、Alberto Nardelli、Natalia Drozdiak
米国はロシアがウクライナとの和平合意を拒否する場合に備え、ロシアのエネルギー部門を標的にした新たな制裁を準備している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
非公表の協議内容だとして匿名を要請した関係者によると、秘密裏にロシアの石油を輸送する「シャドーフリート(影の船団)」や、その取引の仲介業者に制裁を科す可能性が検討されている。
新たな制裁措置は今週中にも発表されるだろうと、関係者の一部は述べた。
この関係者によると、ベッセント米財務長官が今週初めに欧州諸国の大使らと会談した際、新制裁の計画を協議した。ベッセント氏は会談後、「トランプ大統領は平和の大統領であり、トランプ氏のリーダーシップの下、ウクライナでの戦争を終わらせることが引き続き米国の優先課題であると自分は強調した」とX(旧ツイッター)に投稿した。
ただし、最終的な決定はトランプ氏に委ねられると関係者らはくぎを刺した。通常の勤務時間外に米財務省にコメントを求めたが、すぐには応答はなかった。
原題:US Readies New Russia Sanctions If Putin Rejects Peace Deal(抜粋)
