▽ウクライナ巡る米ロ協議、「画期的ではない」=ロシア報道官<ロイター日本語版>2025年12月23日午前 7:21 GMT+9

ウクライナ巡る米ロ協議、「画期的ではない」=ロシア報道官

[23日 ロイター] – ロシア紙イズベスチヤは23日、ウクライナの紛争解決に向けた先週末のロシアと米国の協議は画期的なものと見なすべきではないとするペスコフ大統領報道官の発言を伝えた。

ペスコフ氏は今月20─21日に米フロリダ州マイアミで行われた交渉が転機となり得るかとの質問に対し、「これは作業プロセスだ」と答えた。

▽ロシアとウクライナ、双方が夜間に攻撃 エネインフラ標的に<ロイター日本語版>2025年12月23日午前 2:31 GMT+9

ロシアとウクライナ、双方が夜間に攻撃 エネインフラ標的に

[キーウ 22日 ロイター] – ウクライナ南部オデーサ州の港湾およびエネルギーインフラでロシア軍が夜間攻撃を実施し、主要港で火災が発生したほか、数万人が停電に見舞われた。ウクライナのクレバ副首相が22日、明らかにした。

クレバ氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、「ロシアは港湾とエネルギーインフラに組織的な攻撃を仕掛けることで、海上物流を混乱させようとしている」と非難。「昨夜、港湾とエネルギー施設が再び標的となった」と述べた。

また攻撃を受けてピヴデンニ港で火災が発生したほか、エネルギーインフラの損傷により、オデーサ州の12万人超への電力供給が遮断されたと述べた。内務省によると、今回の攻撃で1人が負傷したもよう。

ロシアは昨晩の攻撃について直ちにコメントは出していない。

一方、ウクライナ参謀本部は22日、同国軍がロシア南部クラスノダール地方にある石油ターミナルを夜間攻撃し、爆発と火災が発生したと発表。「テレグラム」に投稿した声明で、同石油ターミナルはロシア軍の資金調達と兵站を支援するロシアのエネルギーインフラの一部であると述べた。

▽ロシア、「NATO攻撃の意図なし」法的文書で確認の用意=外務次官<ロイター日本語版>2025年12月23日午前 12:34 GMT+9

ロシア、「NATO攻撃の意図なし」法的文書で確認の用意=外務次官

[モスクワ 22日 ロイター] – ロシアのリャプコフ外務次官は22日、ロシアは北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)を攻撃する意図はないと、法的拘束力のある文書で確認する用意があると述べた。ロシアの国営通信社RIAが伝えた。

▽モスクワで車爆発、ロシア軍幹部死亡 捜査当局「ウクライナ関与の可能性」<ロイター日本語版>2025年12月23日午前 12:33 GMT+9

Guy FaulconbridgeMark Trevelyan

モスクワ南部で自動車爆弾爆発、ロシア軍幹部が死亡=捜査当局

[モスクワ 22日  ロイター] – ロシア連邦捜査委員会は22日、首都モスクワ南部で自動車が爆発し、運転していたロシア軍のファニル・サルワロフ中将が死亡したと発表した。捜査当局は事件にウクライナの特殊機関が関与した可能性があるとの見方を示している。

サルワロフ中将は56歳で、ロシア軍参謀本部の軍事訓練総局長を務めていた。捜査当局によると、爆発は現地時間午前6時55分(日本時間午後0時55分)に発生。サルワロフ中将が運転していた自動車が駐車場から出ようとした際に車体の底部で爆発が起きた。捜査当局が公開した大破した車の映像によると、運転席に血痕が残り、ドアの一部が吹き飛んでいる。

連邦捜査委のペトレンコ報道官は、法医学的証拠の収集のほか、目撃者の聴取、防犯カメラ映像の確認を進めているとし、「ウクライナの情報機関が犯行を組織した可能性を含め、さまざまな犯行動機を捜査している」と述べた。

ロシア大統領府のペスコフ報道官によると、サルワロフ中将に対する攻撃についてプーチン大統領に直ちに報告された。

ウクライナは今回の事件について、今のところ公式にコメントしていない。

2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、ロシア軍関係者のほか、ウクライナ侵攻を支持する著名人の暗殺事件がこれまでも発生。ウクライナ軍情報機関は一部について関与を認めている。

▽ロシア、ウクライナ全土掌握の野心否定 米情報機関の報告に反論<ロイター日本語版>2025年12月22日午後 7:58 GMT+9

ロシア、ウクライナ全土掌握の野心否定 米情報機関の報告に反論

[モスクワ 22日 ロイター] – ロシア大統領府のぺスコフ報道官は22日、プーチン大統領がウクライナ全土を掌握し、旧ソ連に属していた欧州の一部地域を取り戻そうとしているとの見方を否定した。

ロイターが関係者6人から得た情報によると、米情報機関は9月下旬にまとめた報告で、プーチン氏はウクライナ全土のほか、旧ソ連に属していた欧州の一部地域を占領する目標を依然として放棄していないとみている。その中には現在のNATO加盟国も含まれるという。

ペスコフ氏は記者団に対し、ロイターが取材した情報源の信頼性について把握していないと述べた。また、仮に報道が正確だとしても、米情報機関の結論は「完全に事実と異なる」として否定した。