• レアアースも対象か、エヌビディアCEO発言の余波
  • MBOで非公開化へ、利下げ巡り温度差、サウジが市場開放
 高市早苗首相
 高市早苗首相Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

レアアースも対象か

中国は日本向けの輸出で軍事転用の可能性がある品目に対する管理を強化した。商務省は声明で、防衛目的で使用される全てのデュアルユース(軍民両用)品の日本向け輸出を即時禁止すると発表。禁止措置は日本の防衛能力を強化し得る全ての物品に適用されるとしているが、詳細な説明はなされていない。一方、中国政府系の英字紙チャイナ・デーリーは中・重希土類(レアアース)の一部について、日本向け輸出許可審査を厳格化する方向で検討していると関係者の話として報じた。中国が昨年4月、供給制限を打ち出した7種類が対象となる見通しだという。外務省は中国側に抗議するとともに、撤回を要求したと明らかにした。

発言の余波

米市場でデータセンター向け冷却システムを手掛ける企業の株価が急落。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の発言を受け、冷却システムに対するデータセンターからの需要に懸念が広がった。水冷式冷却装置などを手掛けるジョンソン・コントロールズ・インターナショナルは、一時11%安と、取引時間中としては2022年以来最大の下げを記録。フアンCEOはラスベガスで開催の先端技術見本市「CES」で、次世代AIアクセラレーター「ルービン」を搭載したラックについては、水冷装置を必要としない温度の水でも冷却が可能だと述べた。

MBOで非公開化へ

「サロンパス」で知られる久光製薬はマネジメント・バイアウト(MBO)で株式を非公開化すると発表した。創業家出身の中冨一栄社長の資産管理会社が株式公開買い付け(TOB)を行い、全株を買い取る。買い付け価格は1株6082円で、5日の終値に対し約35%のプレミアムとなる。買い付け期間は7日から2月19日まで。MBOや再編に伴う上場廃止は、2025年に過去最多を更新した。市場再編や投資家からの資本効率向上を求める圧力が強まる中、非公開化を選ぶ企業が増えている。同じ製薬業界では、大正製薬ホールディングスが24年にMBOで上場廃止している。

利下げ巡り温度差

マイラン米連邦準備制度理事会(FRB)理事は、金融政策が景気を抑制しているとし、2026年には1ポイント超の利下げが必要になるとの見解を示した。「政策が中立水準付近にあるとは、かなり言いがたい」とFOXビジネス・ネットワークに語った。リッチモンド連銀のバーキン総裁は、失業率上昇と依然高水準にあるインフレという相反する圧力を背景に、金融政策見通しは引き続き微妙なバランスの上にあると指摘。2大責務の両面での進展を見極めながら、「きめ細やかな判断」が必要になるとの考えを示した。

サウジが市場開放

サウジアラビアは、すべての外国人投資家に株式市場を開放した。従来は少なくとも5億ドル(約780億円)の運用資産残高など、外国人がサウジ市場で取引を行うには一定の資格要件を満たす必要があったが、すべての制限を撤廃したとサウジ資本市場庁(CMA)が発表した。主要市場における「適格外国人投資家(QFI)」の概念が廃止され、外国人投資家は資格要件を満たす必要なく、2月1日から市場にアクセスできるようになるとしている。背景には、国内株式市場の低迷に加え、財政赤字の拡大で外国マネー流入の必要性が高まっていることがある。

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